お客様からこんなことを聞かれることがあります。
『どうしていつも濡れた状態でカットするんですか?』
確かにそうですよね。濡れた状態では、その人の髪質やクセなどはっきりとわかりません。
ではなぜか?
それは、濡れた状態の方が髪の負担を減らすことができるんです。
乾いた状態よりも、濡れた状態の方が髪が柔らかくなっているので、ハサミに余計な力を加えず少ない力でカットできるのです。
髪の断面図を見れば一目瞭然。ここで見せれないのが残念…。
しかし、ウェットのみではその人のクセや毛流れ、生え方、毛量など細かな部分まで確認できません。
なので、カットした後に乾かしてからさらに細かなカットを入れ、質感、量感を整えていくのです。
こんな経験ありませんか?
カットして、ドライヤーして終わったかと思ったらまたカット…
実際、カットしてドライ、そしてまたカット、ということはよくあります。
それは先程もありましたが、その人のクセや毛流を見極めて一番似合うバランスを見つけるためなんです。
濡れた状態でのカットも、乾いた状態でのカットも、どちらも大切なんですね。